CLOSE

CHD JOURNAL

HOME > CHD JOURNAL > エビデンスベースド・デザインに基づきより良い病院を建設するためのビジネスケース(3)
モノ2020.11.20

ヘルスケアリーダーシップ 白書シリーズエビデンスベースド・デザインに基づきより良い病院を建設するためのビジネスケース(3)

エビデンス・ベースド・デザインに基づきより良い病院を建設するためのビジネスケース(2)はこちら

優先的デザイン推奨事項
次のデザイン推奨事項は、該当するエビデンスの強さと、それが安全性、品質、コストに及ぼす影響に基づき作成されています(表1)。これらの推奨事項は、施設を大幅に改修することなく比較的低コストで、随時どの施設でも実施できます。

表1 どの病院でも実行可能なデザイン介入


「病院リーダーが品質を改善しミスを削減する方策を探り続ける中で、病院のゴールは治癒のプロセスを邪魔するのではなく助けることにあるという考えのもと、病院の物理的環境を見まわすことが重要です。」
Dr. Carolyn Clancy, U.S. Director of the Agency for Healthcare Research and Quality、the American Journal of Medical Quality [Clancy, 2008, p. 68]に引用)


その他の戦略は多大な財政投資と大掛かりな物理的改修を必要とするので、大規模リノベーションあるいは新規建設プロジェクトの一環として行うのが最適です(表2)。ヘルスケアリーダーは品質改善取り組みの中にこのようなコスト効率の良いデザイン戦略を含めることを真剣に検討すべきです。

エビデンス・ベースド・デザインの使い方:アクションのためのツールキット

追加質問する
従来、大規模建設プロジェクトを検討するとき、病院リーダーは5つの質問をしてきました。

  1. 緊急性:病院使命を果たすために、拡張・交換は実際今必要ですか。戦略的に実施しない場合のコストはどうなりますか。
  2. 適切性:提案されている計画は他の選択肢に比べて合理的であり、慎重を期すものですか。
  3. コスト:同じ地域に建設されている他のプロジェクトと比べて平方フィート当たりのコストは適正ですか。
  4. 財政的影響:追加容積、減価償却費、想定収入の財政的影響は合理的に分析、算定されていますか。
  5. 資金源:追加的営業利益、準備金、借入、寄付の推定合計額は妥当であり、プロジェクトを支持するのに十分ですか。

表2 大規模リノベーションの一環として行うデザイン介入

新病院の建設あるいは既存施設のリノベーションを計画する際、病院リーダーは6番目の重要な問いに対処する必要があります。
提案されているプロジェクトは、該当する証明済みのエビデンス・ベースド・デザインイノベーションのすべてをどのように反映し、どのように患者の安全性、質、満足度、また働く人の安全、満足度、生産性、エネルギー効率を最適化するのですか。
(意思決定プロセスに関する詳しい情報については、“Implementing Healthcare Excellence: The Vital Role of the CEO in Evidence-Based Design” by Craig Zimring, Godfried L. Augenbroe, Eileen B. Malone, and Blair L. Sadlerを参照ください。)

当レポートは、4部作です。4部はこちら。

© Central Uni Co., Ltd. All Rights Reserved.