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モノ2021.03.26

ベストプラクティスノイズ軽減についてのエグゼクティブサマリー 

内容項目
・過剰なノイズが病院環境で患者およびスタッフに及ぼす悪影響
・患者が感じる音を改善するための各種手法
・ノイズを軽減するための予算別デザイン戦略

The Center for Health Design

ベストプラクティス ノイズ軽減についてのエグゼクティブサマリー

2014年3月
エグゼクティブサマリー
2014年度、バリューベース・パーチェシング(VBP、価値に基づく購入)プログラムとトータル・パフォーマンス・スコア(TPS)による計算式に基づき、メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)償還制度の運用が始まりました。TPSのうち30%が、HCAHPS調査(患者満足度調査)により測定された患者経験に関するものです。直近で発表された全米結果(Capachi, 2012; Centers for Medicare & Medicais Services, 2014)によれば、「患者病室周囲のエリアが夜間静かである割合はどの程度か」の質問に対する回答は、HCAHPS調査項目の中で最低スコアでした(「常時」が米国平均で61%)。ノイズは患者が経験することになる基本的な要素ですが、スタッフの満足度、健康、生産性、効率に影響するばかりでなく、患者の安全と健康を脅かすおそれがあります。
ノイズ(騒音)は、実施すべきタスクに関する情報を含まない聴覚的刺激と定義されます(米国薬局方[USP]、2010)。


サウンド(音)は、実施すべきタスクに関する何らかの情報を含む音量変化です(Andringa & Lanser, 2013; Flynn et al., 1996)。
施設デザインのいろいろな工夫にて、ノイズを軽減し、静かな環境を作り出すことができます。伝統的な測定数値(平均デシベル値など)が施設のノイズレベルの定量評価に使用されてきましたが、ノイズレベルやノイズ源の認知度を理解することも重要です。例えば、突然の音量増加(ピークノイズ)は、背景ノイズが高いレベルで持続する場合に比べて破壊的効果は大きくなります。対処法としては、ノイズ源のコントロール、吸音、ノイズ遮断、サウンドマスキング、快適音や音源情報の提供などがあります。複数要素により解決を図る場合、施設内の人々の作業および行動を補う手段として、建築環境を考える必要があります。

静かさを改善する複数の要素

著者
Ellen Taylor, AIA, MBA, EDAC Director of Research
Anjali Joseph, PhD, EDAC Director of Grants and Research Advisory Services
Xiaobo Quan, PhD, EDAC Senior Researcher
Terri Zborowsky, PhD, EDAC Research Associate

参考文献
Andringa, T. C., & Lanser, J. J. (2013). How pleasant sounds promote and annoying sounds impede health: a cognitive approach. Int J Environ Res Public Health, 10(4), 1439-1461, doi: 10.3390/ijerph10041439
Capachi, C. (22012). Shhhh: UH project tamps down hospital noise, raises patients’ satisfaction. Retrieved March 12, 2014, from http://www.cleveland.com/healthfit/index.ssf/2012/08/sssh_uh_project_tamps_down_hos.html
Centers for Medicare & Medicaid Services. (2014). Summary of HCAHPS survey results April 2012 to March 2013 discharges. Baltimore, MD: Centers for Medicare & Medicaid Services.
Flynn, E., Barker, K., Gibson, J., Pearson, R., Smith, L., & Berger, B. (1996). Relationships between ambient sounds and the accuracy of pharmacists’ prescription-filling performance. Human Factors, 38(4), 614-622.
United States Pharmacopeia (USP). (2010). General Chapter (1066) Physical Environments That Promote Safe Medication Use. United States Pharmacopeia, National Formulary, USP 34-NF 29.

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